ワークショップA

(敬称略)

CBT、REBTをスキルアップしよう

~質の良い治療をめざそう

「認知行動療法やREBTを始めてみたけれど、ちゃんとした治療ができているのだろうか?」「テキスト通りに進めているだけれど、どこかしっくりいかない」・・・そんな思いを抱いたことはありませんか?

このワークショップでは、認知行動療法やREBTの「質」を担保し、そして高めるために、できるように、講義や実演ビデオ、ワークを通して、次の4点を中心に研修します。


1)認知療法・認知行動療法の基本的な考え方と構造と、認知行動療法の品質のゴールドスタンダードである認知療法尺度Cognitive Therapy Rating Scale(CTRS)について解説します。
2)ロールプレイのビデオをもちいてCTRSの評価の演習を行います。
3)質の良い治療にとって重要な柱である、症例の概念化と治療計画について演習を行います。
4)認知再構成:思考記録シートを使いながら、自動思考に焦点をあて認知の歪みを修正し、よりバランスがとれた形で現実を見つめ、問題に適切に対処できるように患者の作業を援助する方法について演習します。

 

本講座受講者には、学会認定REBT心理士資格更新のための単位(2pt)が付与されます。

定員:50名程度(予定;確保できる部屋によって増える可能性があります)

<講師>

(独)国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター長
大野 裕

 

<略歴>
1978年 慶應義塾大学医学部卒業、同年慶應義塾大学医学部精神神経科教室
1985~1988年 コーネル大学医学部、ペンシルベニア大学留学
1989年 慶應義塾大学医学部精神神経科専任講師
2002年 慶應義塾大学教授
2011年 現職

 

<所属学会役員>
日本認知療法学会理事長、日本ストレス学会理事長、日本ポジティブサイコロジー医学会理事長、Academy of Cognitive Therapy設立会員・公認スーパーバイザー、アメリカ精神医学会distinguished fellow

 

<主な著書・訳書>
「こころが晴れるノート」(創元社)

「「うつ」を治す」(PHP新書)

「はじめての認知療法」(講談社現代新書)

認知療法活用サイト「うつ・不安ネット:こころのスキルアップトレーニング」